「富山県美術館」が、富岩運河環水公園に2017年8月26日(土)よりオープンする。2016年12月に閉館した富山県立近代美術館が、名前をあらたに移転リニューアルする美術館だ。アートとデザインという2つの大きな軸で展開していく。これまで多くの名作を紹介してきた富山県立近代美術館富山県立近代美術館は、城南公園の一角に位置。白御影石とミラーガラスに囲まれたシンプルな外観に、広い展示空間で、多くの人に親しまれてきた。作品としては、ピカソ、ミロ、シャガール、ウォーホール、草間彌生など、有数のアートコレクションを紹介してきたが、2016年12月28日をもって閉館した。新しく誕生する富山県美術館美術館の外観と空間
富山県美術館は、富岩運河環水公園に移動。運河の記憶を残す公園の一角に、巨大な船のような造形の外観で建設される。建物の東向きの一面は、全てガラスで覆われ開放的な空間となる。設計を手掛けるのは内藤廣。
屋上には、芝生広場が広がる。ふわふわ、ぐるぐる、ひそひそなど、たくさんの「オノマトペ」であふれた遊具が、子どもたちの想像力の源になりそう。アートとデザインで未来へと想像力、創造性を繋いでいくだろう。美術館の各フロア1階フロアにはカフェやミュージアムショップ、ギャラリーがあり、2階がメインの展示フロアとなっている。常設展示室では約2カ月に1回のペースで展示替えが行われ、20世紀から今日までの自慢の所蔵コレクションが披露される。企画展示室では、20世紀美術を中心に、アートやデザインを感じられる展覧会が開催される予定だ。2階のホワイエは壁面全体がガラス張りで、立山連峰のダイナミックな展望を楽しめる。3階はアートとデザインをつなぐフロアとして、ポスターや椅子を中心としたデザインコレクションを展示する展
フェラガモスーパーコピー示室や、富山県出身の美術評論家
ブルガリネックレスコピー・瀧口修造と、音楽家シモン・ゴールドベルクの集めた名品や資料を展示する部屋も備える。ほかに、図書コーナーやホール、キッズルーム、「日本橋たいめいけん」が出店するレストランなどが設置される。新しいロゴマーク
富山県美術館の新しいロゴマーク及びロゴタイプの制作は永井一正が担当した。TOYAMAの頭文字「T」をベースにAとDで構成。白く輝く立山が映える空の色と、富山湾の深いブルーをイメージしている。概要富山県美術館
開館日:2017年8月26日(土) ※2017年春にレストラン、カフェなど一部開館。
住所:富山市木場町3-20
開館時間:9:30~18:00 ※屋上庭園は8:00~22:00まで
休館日:水曜日(祝日除く)、祝日の翌日、年末年始
料金:常設展 300円
※児童、高校生以下の学生、学校教育、社会教育活動としての生徒の引率者、各種手帳を持参の障がい者は常設展・企画展無料。70歳以上の人は常設展無料。